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配信E.P『この気持ちもいつか忘れる』配信開始!THE BACK HORN×住野よるによる楽曲解説と“大友花恋”出演のティザー映像も公開!
THE BACK HORNと作家・住野よると小説と音楽の境界線を超えた共作、恋愛長篇『この気持ちもいつか忘れる』の同タイトル配信E.Pが本日配信リリースとなりました!
本日公開したティザー映像には、女優・タレント・ファッションモデルとして多岐に渡り活躍中の大友花恋が出演しており、今回、同時に撮影された収録楽曲「ハナレバナレ」のMusic Video(後日詳細発表)もお楽しみに!
そしてTHE BACK HORNと住野よる本人による、小説と音楽のコラボレーションを紐解く楽曲解説も公開致しました。音楽から物語に入る方も、一度小説を読み終えた方も、楽曲解説を読んでから音楽を聞くと背景が足されるように異なる視点で作品の世界観を楽しむことが出来るので、是非チェックしてみてください!
●THE BACK HORN 配信E.P『この気持ちもいつか忘れる』
https://jvcmusic.lnk.to/konokimochi
iTunes Store ほか主要配信サイト、音楽ストリーミングサービスにて配信中。
※音楽ストリーミングサービス
Apple Music、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimited、AWA、KKBOX、Rakuten Music、RecMusic、Spotify、YouTube Music
住野よる×THE BACK HORN - 『この気持ちもいつか忘れる』 (OFFICIAL TEASER Part.2)
解説楽曲(担当)
1.ハナレバナレ(山田将司)
この小説を作る最初の段階で住野さんが書いたあらすじだけをもとに、物語の結末がどうなるかも分からない段階でこのハナレバナレを制作しました。物語の中で、退屈な日常を過ごすカヤという男の子が異世界に住むチカという少女に抱いた彼自身でも制御できない抑えきれない感情を、ハナレバナレという曲のスピード感と共に情感たっぷりに表現出来たと思います。この楽曲を聴いた住野さんがまたその後に小説を書き足していくという、前代未聞のプロジェクト最初の返球となる楽曲です!心にもっとドキドキを!くそつまんねえ日常をぶち壊したい!!生きているって実感をもっと!もっと!!
2.突風(岡峰光舟)
雷鳴のようなベースイントロを引き裂いて突風のように吹き抜けるイントロ、色んな葛藤も飲み込んで拡がり踊るサビ。ロックな楽曲になりました。ゴリッとしているのに煌びやかなサウンドもTHE BACK HORNらしさと言えるのではないでしょうか。小説の中でもキーワードの一つになっている「突風」。このワードから想像する色んな感情が楽曲に更なるパワーを与えてくれたと思います。
3.君を隠してあげよう(菅波栄純)
「君を隠してあげよう」には2人の主人公が出てきます。彼らの、彼らなりの「キズナ」の物語を書きたくて書いた曲です。この曲は単体でも短編のストーリーになっていますが、実は小説の中のある登場人物(と新たなもう1人)のサイドストーリーでもあります。そしてもう一つ、住野さんの作品を通して自分が感じた「優しい距離感」を自分なりに歌詞にしてみた部分もあります。沢山の思いを込めた楽曲なのでじっくり聴いていただけると嬉しいです。
4.輪郭 ~interlude~(住野よる)
小説と音楽による共作を行っていく過程で、小説の中で楽曲を登場させるというアイデアからTHE BACK HORNの皆さんによって制作されました。物語中では、チカという少女が歌う異世界の曲として登場します。異世界の曲を表現するにあたり、「チカの世界に愛という概念はあるのか」「チカの世界で音楽はどういう風に聴かれているのか」など、情報や価値観をTHE BACK HORNの皆さんと共有しました。チカの声をイメージし、ボーカルは世武裕子さんに担当していただいています。遠い世界を連想させるような幻想的な音楽と世武さんの歌声が素晴らしくマッチしていて、聴く度にチカの世界に思いを馳せられるような一曲となっています。
5.輪郭(松田晋二)
「輪郭 ~interlude~」は物語に登場するチカという少女が歌うシーンをイメージして制作されたバージョンですが、この「輪郭」はバンドアレンジで、歌詞の世界をより深く構築したフルコーラスバージョンとなっています。住野さんにも作詞で参加していただき、物語の内容と住野よるさん自身とのコラボレーション色がより強い楽曲に仕上がりました。物語中のチカという少女はどんな世界観の歌に惹かれるのか、物語の設定を深く掘り下げると共に、想像を膨らませながら作詞したのが凄く刺激的でした。その歌詞を元に山田がメロディを乗せ、バンドアレンジを経て出来上がった「輪郭」は、命の躍動感と壮大さと儚さが重ね合わさった、まさにTHE BACK HORNらしい楽曲だと思います。物語と行き来しながら何度も噛み締めてほしい一曲です。